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写真家 百瀬恒彦さん【写真家】

長い長い間、想い焦がれたジャーマンシェパードとの生活をやっと始めて、ライフサイクルが変わってしまったという写真家の百瀬恒彦さん。今、そのジャーマンシェパードと恋愛真最中という百瀬さんに、愛犬ナナとの生き生きペットライフを語ってもらいました。

ナナとの出会い

百瀬恒彦さん
ポートレート写真家として有名
百瀬恒彦さん ポートレート写真家として有名
ナナとはどのような出会いなのですか?
それまで、ビーグルやゴールデンレトリーバー、ミニチュアダックスなどいっときは3匹も飼っていたんだけど、寿命や病気などで愛犬たちがいなくなってしまった。
でも、すぐに飼うのではなく、しばらく落ち着いてからと思っていたんだ。ずっと犬との共同生活をしていたせいか、なんだか気がぬけてしまって、歯車が2つも3つもなくなってしまった感じだったんだよね。そう、ぽっかりと穴があいちゃった感じになってしまって。
それでもう、ジャーマンシェパード飼うって決めて探し回った。
シェパードの「ナナ」♀10ヶ月
シェパードの「ナナ」♀10ヶ月
見た感じが怖いからかみさんは反対だったけど、自分の年齢を考えると、今が大型犬を飼える最後のチャンスだからと言ってね。 ジャーマンシェパードってあまり見かけなくて、おまけにどこで手に入れたらよいのかもわからないので、インターネットで探してまわったりもして。やっと見つけて問い合わせると「今、いません」と、言われてしまう。あちらこちらとたずねたけれど、それでもなかなか出会えなかった。
ほんと、ずいぶん探し回りました。ある日、とあるショップから、忘れたころに「どうしますか?」って電話があってね。翌日すぐに行ってそのまま連れてきたのが、このナナなんだ。

何がなんでもジャーマンシェパード、とこだわったのは?
22,3歳の頃、スイスの友人たちと一緒にスイスからトルコ、イラン、パキスタン、アフガニスタン、インド、ネパールまで旅行した時に、彼らが連れていた犬がジャーマンシェパードだったんだ。
10ヶ月間、その犬と一緒に生活したんだけれども、番犬としてもパートナーとしても、ジャーマンシェパードのすばらしさに感動した。ドイツが誇るもののひとつと言われていることに納得。
僕のそれまでの犬に対するイメージがまったく変わってしまった。それまで見てきた日本の犬たちと比べて、犬の存在と人間との共生の仕方の違いがとても新鮮だった。きちんと訓練されたジャーマンシェパードの印象が、当時の若い僕の中に鮮明に焼き付いてずっと離れなかった。だから、いつかはと想っていた。
それまで飼っていたビーグルもゴールデンもみんな、一緒に暮らす時期がうまく重なって、年齢が上の犬が下の犬へ躾というかマナーを教えていたんだ。でもこのナナは、一頭だけだからまったくのわがまま娘。それに、ジャーマンシェパードはめげない性格だから、がんがん向かってくる。僕の車は4駆だけど、この子をたとえるとハマーかな(笑)。

ナナのトレーニング

大型犬のトレーニングは大変でしょう?
この子は、いままで飼ったほかの犬と違いますね。いままでとすべてが違うと感じる。 訓練するとどんどん入るんです。訓練は週2回、訓練士さんと一緒にしているんだけど、僕が訓練されています。 訓練のポイントは、犬が動かなくて人が動く(笑)。 いろいろなパターンの待たせ方をやらせなきゃいけない。
リードを長くしてね、いろいろな状況をつくって「待て」のトレーニングをやるんですが、犬の前で踊るんですよ。自分がぐるぐるまわらなきゃいけない。
場所はその辺りの公園でだから、周りでひとが見ていたら何しているんだろうって。恥ずかしいよね(笑)。
「ナナ」のいたずら好きは百瀬さんゆずり?
「ナナ」のいたずら好きは百瀬さんゆずり?
今では訓練士さんともなかよくなって、家族ぐるみのお付き合いです。 よく、犬の躾に悩んでいる話を聞くけど、訓練に預けただけじゃ、その犬との関係がうまくいくわけがないと思っている。なんで悩むのか僕にはわからない。だって、訓練の専門家と僕らじゃ全然違うじゃないですか。だから、一緒に参加して僕がトレーニングしてもらう。プロと一緒にいると学ぶことが本当に多いです。 愛するパートナーを人任せにしただけでは駄目だと思う。

「人犬一体」の訓練、とても楽しそうですね。
そう、ナナとの生活はたのしい。
朝はたたき起こされるしね。まずは、耳をなめられ、無視していると、つぎは頭の毛をかまれて、そして、顔をたたかれ、最後には布団の上にジャンプですよ。朝4時5時の世界ですから、今はまだ暗いんです。
外に散歩で出ますから、今までになく季節を感じさせてもらっています。朝は明け方から散歩でしょ、夜は9:30には寝ちゃっています。充実ライフかな。
あとはドッグランに連れていってます。朝8時半に開くんですけど、ジャーマンシェパードはこの子だけだから顔になっちゃてるんですよ。犬同士、飼い主同士、いろいろな人がいるからそれはそれで楽しいです。みんな犬の名前しか知らず、飼い主の職業を知らないから、僕なんかも何をやっているんだろうって思われているんじゃないかなぁ(笑)。

びっくりした出来事や気になる思い出話は?
生後40日くらいでうちに来て、その2,3日後の夜に夫婦で出かけることがあったんです。ケージの中に入れていて外出したんだけど帰宅すると外にいるのでびっくり。まったく、サークルが動いてもいないし、本当に不思議。ものすごく小さくて赤ん坊のころだから、飛び越えたとは思えない。中に子犬用の小屋があったから、それを使って乗り越えたんじゃないかって二人で話して、次日に、それを出してサークルだけにして行ったんだけど、やっぱり外に出ていたんで、またまた二人でびっくり。この子はワープができるのかなぁって、いまだほんとうに不思議です。
あとは、僕が酔っ払っているときに、じゃれあいがエスカレートしたことがあったんです。ナナはそのつもりじゃなかったんだけど、ひょんなタイミングでがぶりと手をかまれちゃってね。柔らかいところだったから、血がだらだらと出たんです。でも、ここはきちんと主従関係を示さないといけないから、こちらもひるんではいられない。必死に投げ飛ばしましたよ。一応、勝ったという形にしましたけどね。ほんと真剣勝負です(笑)。
この子は、性格がきついんです。自分を持っているから、人間から見れば素直じゃないって言えるかな。それをいかに抑えるかを訓練するんだけど、自由にさせる時はさせるなど柔軟織り交ぜています。

自分にとってナナとは?

「ナナ」と一緒のときはデレデレの百瀬さん
「ナナ」と一緒のときはデレデレの百瀬さん
百瀬さんにとってナナの存在とは?
そうですねぇ、ナナは僕にとって恋人。
ぽっかり開いていたものを埋めたというより埋まりすぎちゃって、この子にとられる時間がとても多くなっちゃった。
「おかけで、今までは私が世話中心だったけど、世話係りが入れ替わったので楽になりました」。と、後ろから奥様の声あり。
自転車の時も歩く時もちゃんとトレーニングをしながら、散歩をたのしんでいます。
本当にナナと暮らす健康ライフかな。

■プロフィール

百瀬恒彦 ももせ・つねひこ 
写真家 1947年9月、長野県生まれ。
武蔵野美術大学商業デザイン科卒。 仕事、あるいは個人で世界各地を旅行、風景よりは人間、生活に重きをおいた写真を撮り続けている。フリーランスの写真家として、雑誌「モア」「コスモポリタン」「家庭画報」「婦人画報」「エル・ジャポン」「ミセス」などで、主にポートレートのグラビアページを手掛ける。また、和紙にモノクロをプリントした作品作りに取り組み、ポートレートの他に「入れ墨」をテーマにした作品もある。家庭画報にて連載していた「そして海老蔵」が、世界文化社より刊行中。
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