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飼い主さんのマナー講座(集合住宅編)

我が家には愛犬がいるのですが、戸建ての住宅から、近い将来、ペット可のマンションへの引越しを考えています。集合住宅でのペットのトラブルなどもあると聞きます。気をつける点、マナーなどを教えてください。

イラストペットと一緒に暮らせる集合住宅は年々増加傾向にあります。首都圏では、なんとその普及率は70%にもなっているそうです(2006年、不動産経済研究所調べ)。
ペットと一緒に楽しい暮らしができるはずのペット可集合住宅ですが、残念ながら苦情やトラブルがあるのも事実。
ペット可集合住宅でのトラブルは、「吠え声」、「ニオイ」、「毛の飛散」、「共有部分でのマナー違反」が多いようです。

吠え声

吠え声のトラブルで多いのが、飼い主さんが留守中の吠えてしまう、というケースです。
犬は広い場所を与えられると、縄張り意識から、ちょっとした物音や、窓から見える動く物が気になって吠えてしまうことがあります。
飼い主さんの留守中は、サークルの中で過ごしたり、ひとつの部屋の中だけ自由に動けるようにするなど活動範囲を狭めてあげることも対処法の一つです。
飼い主さんがいなくなってしまうことに不安を感じて吠えてしまう場合には、ラジオや音楽をつけたまま出かけたり、夜まで帰って来れない場合には電気をつけたまま出かけてあげることも方法の一つです。

におい

飼い主さんが「それほどでもないな」と感じるにおいでも、よその人からすると気になるにおいだということもあります。常に排泄物のにおい、ペットの体臭はあるものだということを頭に入れて、室内の清掃やペットの体を清潔に保つようにしましょう。
ベランダにペットのトイレを置いたり、ベランダ自体を排泄場所にするのはマナー違反。悪臭の原因になってしまいます。

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毛の飛散

ブラッシングはペットの被毛のケアにとても大切です。ただ、ブラッシングを共有部分で行うと毛が飛んで汚してしまうことになります。
ベランダでブラッシングをする方がいるようですが、これもマナー違反。毛が飛んで近隣のおうちが干している洗濯物についてしまう場合があります。
ブラッシングは窓を閉めた室内で行ってください。

共有部分でのマナー違反

犬の場合多く挙げられてしまうのが、お散歩でのマナー違反です。マンションの敷地内でもノーリードは思わぬ事故の原因となります。お散歩の時は必ずリードを付けてください。
排泄物の処理も苦情の原因になります。うんちを拾う飼い主さんは多くなってきましたが、 おしっこに関してはそのままの飼い主さんが大半だと思います。おしっこをそのままにしてしまうと、その場所が「マーキングポイント」になってしまい、次から次へと犬がその場におしっこをしていくようになってしまいます。
おしっこをしたらお水を流したり、消臭スプレーをかける配慮をお願いします。

猫のトラブルで多く聞くのが、ベランダ伝いにお隣のおうちに行ってしまい、ベランダに排泄してしまったり植物をいたずらしてしまう、というお話です。
また高い場所が得意な猫でも、高層マンションでは転落事故が起きてしまうこともあります。ベランダに出す場合は十分に注意して出してあげてください。


いくらペット可集合住宅と言っても、ペットが好きな方ばかりが住んでいるわけではありません。ペットが苦手な方のことも考えて、マナーを守って楽しく暮らしたいですね。
ペットが苦手という方の多くはペット自体が苦手・嫌いなのではなく、マナー違反をするペットの飼い主さんのことが苦手・嫌いなことが多いようです。
「ペットが飼える集合住宅なのだから、少しくらい迷惑をかけても仕方ない」と思わず、たとえ我が子が迷惑を掛けていると思わなくても、「もしうちのペットがご迷惑をかけているようでしたら、言ってください」と近隣の方にご挨拶するくらいの気持ちでペットを飼うと、自然とトラブルは起こりにくくなります。
飼い主さんがマナーを守って、「ペット好き」の方をたくさん増やしてくださいね。
ドッグアドバイザー 高田由香
ドッグアドバイザー
高田由香
アドバイザープロフィール
ドッグアドバイザー 高田由香
・有限会社トリプレッタ 代表取締役
・NPO法人日本ドッグパーク普及協会認定ドッグアドバイザー
・愛玩動物飼養管理士
TV、雑誌など多数のメディアに出演中。ペット可集合住宅でのしつけ教室やセミナー、イベントの企画・運営などに携わり、「人間と犬が自然に共生できる社会」を目指して精力的に活動中。
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